拝啓〇〇様

ほかの誰でもない、誰かに向けて

新大学生になる陰キャの皆さんへ、陰キャの先輩から

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現在僕がこの部分を書いているときの日付は、2019/4/1です。スーツ姿の社会人らしき皆様が、どこかそわそわした様子でオフィス街を歩いているおられます。心から、お疲れ様です。皆様のおかげで僕は今生きて入られます。

 

そして新しく大学生になる皆さま、おめでとうございます。どのような大学に入るにしろ、大学に入るには少なからず努力が必要です。その努力が報われたこと、喜ばしく思います。同じ大学生としてよろしくお願いいたします。

 

新しく大学生になる皆さまの中には、自らを陰キャと認定し、かつ、ある程度辛い小中高生活をおくった方々もいらっしゃるでしょう。今日はそんな方々に向けて、陰キャ大学生活をおくっている僕から、大学生活をより生きやすくするためのコツをシェアします。

 

 

 

大前提として、大学では一人ぼっちは普通になります。

 

「ぼっち=悪」という価値観は、高校生までだと支配的だと思われます。僕も一人で飯を食っているというだけで笑われたことがあります。後放課後や土日に一人でいるのもキモい、みたいな風潮もありますよね。

 

大学という場所はそこまでぼっちを敵視していません。イメージのわかない中高生は、一回でもいいから大学のキャンパス(敷地)に入って、食堂にでも行ってみてください。基本的に誰でも入れるので。多くの人が一人でご飯を食べスマホをいじいじしています。それを笑う人は(多くの大学では)いません。(地方の私立大学の場合は注意です。あれは狭いコミュニティなので、われもの危険。)

 

大学でぼっちは普通です。最初の方はある程度の誹りも免れえませんが、すぐにみんなあなたに興味を無くします。まずはこのことを認識してください。

 

大学をやめるのは最後の手段です。

陰キャがこうじて大学をやめる人はかなり少ないと思いますが、それでも少なからずいます。とくに入学後の時期は精神的にも不安定で、コロッとやめてしまう人がいます。

 

断言しますが、最初の1年が陰キャにとって一番辛い時です。クラスというコミュニティが活動の大部分を占め、小中高と同じような悩みをもつ。都会は頼れる大人もいないですし、一人暮らしの狭い部屋では心休まりません。だから、学校を辞めたくなる気持ちもとてもわかります。

 

でも前向きな理由ならともかく、後ろ向きな理由で大学を辞めてしまうと、それまでの努力も乗ってきたレールも全部ぱぁです。そういう時は往々として目的意識も薄いので、大体の場合うつ病か死への直行ルートになると思われます。それだけは避けたい。

 

ですので僕は以下のことをオススメします。

 

大学生活がどうしても辛い時は、辞めるのではなく普通に休みましょう。事後的でも連絡や手続きを踏めば留年として処理されて、1年間の遅れで卒業できます。また、もしあなたが国立大学であれば、休学をオススメします。国立の休学にはお金が一切かかりません。辞める決断をするのは、留年や休学をしてからでも遅くないです。

 

大学は卒業するだけで社会的に大きなアドバンテージになります。それは留年や休学をしても変わりません。今はまだわからないかもしれませんが、大卒というシンプルな事実だけで、あなたの将来は比較的約束されたものになるのです。ある程度の職に就き、人並みの人生が送れます。でも、辞めてしまうと一気に厳しくなります。レールを自分で作ることは、他人が作ったレールに乗っかることより相当困難です。

 

そのためには、まずスタートの一番辛い時期をなんとか耐えないといけません。そこを耐えるのがキモです。そのためのTIPSが下記になります。簡潔にまとめると、とにかく最初の1年をなんとかしのいでくださいということです。最初は楽しくなくていいです、ただやめないでください。

 

最初に頑張らないと無理は嘘です。

僕は田舎の公立中高出身ですが、あれは本当に地獄でした。閉鎖的なコミュニティで、暗黙的なルールが横行し、いつどのようにしていじめが発生するか全く読めませんでした。僕はただ自分がハズレのくじを引かないよう祈ることしかできず、一生これが続くのなら死にたいと素直に思いました。

 

大学は、違います。僕は地方出身なのでより一層実感するのですが、大学ないし東京というところには本当にたくさんの人やコミュニティがあります。1学年に数千人の生徒がいますから、考えてみれば至極当たり前です。だから、大学内においては本当にたくさんの価値観や考え方が混在していて、一人一人に(相対的に)あったコミュニティや友達が必ず見つかると思います。

 

よって陰キャの皆さんは、最初に決められるクラス(語学のやつ)とかいうコミュニティで頑張ろうとする必要は一切ありません。てかしないでください。はじめは右も左もわからないので、あれが大学生活の全てだと勘違いしてしまいますが、そんなことはありません。あれは小中高の延長線上にあるものであり、陰キャのみなさまはクラスで成功することは絶対ありません。

 

僕は大学一年生のときのクラスでパ長(コンパ長)というものに自ら立候補してなりました。まあクラスの集まりを企画する役職のことです。地方出身の僕には東大の同級生に知り合いがほぼ皆無だったので、とにかくいろいろな人と話せる役職に就かなければと焦っていましたんだと思います。結論から言えばこれは間違いだったと思います。そりゃ陰キャがやるべき役職じゃないの、火を見るより明らかですよね。でも当時は焦りで自らを失っていました。

 

一時的にはそれっぽく振る舞えたものの、結局3ヶ月も経たず辛くなってしまい、今ではクラスの男友達数人としか連絡を取り合わなくなってしまいました。クラスの皆様の期待を裏切ってしまい申し訳ない限りです。

 

クラスにおいては無理に目立とうとせず、声が大きい人に適当にしたがっておきましょう。クラスという人間関係に深いものを期待しないでください。悪目立ちしないで嫌われないようにしておけば、それだけでオッケーです。

 

そしてここからが重要で、最初にクラスで仲よい人ができなくても、そのあとに大学生活は必ず楽しくなりえます。授業に慣れれば、サークル、同好会、バイトなどたくさんのコミュニティに入ることができます。高校のときは酒と薬で自殺未遂を繰り返していた友達は、大学の二年生で極左翼サークルに入りそこでとても楽しそうにやっています。革命運動をね。でも彼は生きています。良いことです。

 

僕自身も、大学1年生の秋に入ったバイトに救われました。今でも続けています。高校までならありえなかっただろう人々や価値観のコミュニティです。東京大学自体にというより、大学生活の中で出会ったこのバイトに、帰属意識を強く感じています。

 

それはすなわち、コミュニティの価値観が僕の性格や雰囲気に合っていたからなのですが、そのようなコミュニティは目の前に落ちてくるものではありません。 なので、陰キャの皆さまにはなるべく多くのコミュニティを見ることをオススメします。心がしんどくならない限りは、食わず嫌いせず一度だけでいいからサークルや部活動に見学に行ってみてください。もしかしたら、そこがあなたの大学生活の全てを支えてくれる場所になるかもしれません。

 

面と向かって話すのが辛い場合は、メールやツイッターのDMで連絡しましょう。新歓の時期は多くの団体が快く皆さんの連絡を返してくれます。気になることを聞いてみましょう。何を聞いていいかわからないという人は、以下の文章をコピペして送ってください。

 

「すみません、(相手の団体名)に興味がある新入生の(あなたの名前)と申します。不躾で失礼を承知しておりますが、どのような活動をなさっているかざっくり教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。」

 

陰キャは基本人間観察に長けているので、これへの返事によって実際会って話せそうかわかるでしょう。どんどん聞いていきましょう。裏垢で聞いて大丈夫です。

 

陰キャを恥じず、ただ陰キャに甘えず。

大学というのも学校ですから、陰キャにとってすごく良いところなどとはやはり言えません。ただ小中高よりはよっぽど陰キャが輝ける場であるのも、疑いの余地がありません。陰キャ生活で鍛えたメンタルや感性が大学において花開く場合は多々あります。陰キャの皆様には諦める前にぜひその可能性を模索してほしいのです。

 

このブログは主に若者かつ自分が陰キャだと思っている人にむけて書いているつもりです。陰キャは学校という組織にうまく馴染めないタイプの人です。とくに中高生には少し文章が難解かもしれませんが、ひとりでも多くの陰キャが救われるよう変わらずブログを書いていきたいと思います。以上こたけ。

 

どうしても辛い時は、僕に連絡ください。まずはあなたのことを話してください。僕は、真摯に聞きます。改めて以上こたけ。